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解説

  • 独立放送局とは、関東、中京、近畿の三大広域圏内で県域のテレビ放送を行う、特定のネットワークに属していない13のテレビ局のこと。
  • アナログ放送時代は全ての局がUHF帯による放送を行っていたことから「独立UHF放送局」と呼ばれていたが、地上アナログ放送の全廃に伴いVHF帯による地上波テレビ放送が無くなったことから、名称より「UHF」の文言を外す改名を行った。
  • キー局からの番組供給を受けていないため、番組編成の自由度が高く、自社制作番組の割合も高い。供給を受けていないからキー局の番組を放送しないのではなく、中京から近畿圏にかけてはテレビ東京の番組を購入してゴールデンタイムなどに放送している。これは、この地域ではテレビ東京系列の放送局が区域外の地域があるためである。
  • 系列地方局はほとんどがキー局の番組供給で成り立っているため、実際は各局の個性は乏しい。反面、独立放送局は一部番組を購入しているものの他地方局よりは個性が強い放送局が多い。
  • キー局の番組制作費が年間900億円〜1000億円であるのに対して、独立放送局は10億円程度でやりくりしている。そのため、アイデア勝負の番組が多い。

独立放送局の給料

  • テレビ局の中でもかなり低い。中京・近畿圏のU局では、平均年収500万円に満たないところもある。
  • 40歳になっても月給が20万円そこそこであったりと、一般のテレビ局のイメージとはかけ離れたものである。その理由としては、低い視聴率とキー局から番組を「購入」していることが挙げられる。
  • U局の視聴率は0.1%〜2%程度である。2%などめったになく、ゴールデンでも平気で1%以下である。これではCM料金は上がらない。局の売り上げも上がらない。それなのに、キー局にお金を払って番組を購入しないといけないため、局の財政はよくない。だから給料も上げられないという仕組みである。
  • テレビ局を目指して全国受けてU局でもいいという学生も多いが、他の地方局とは異なった環境であることを理解したうえで受験することをお勧めする。

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