概要

認定開始1917年
受験資格なし
管轄米国各州
試験期間年4回
形式短答、論文、面接
受験料17500円
合格率4%
分類法律
勉強時間1000時間
HPhttps://nasba.org/exams/cpaexam/

解説

  • 米国公認会計士である。
  • 「公認会計士」というネーミングは際立つが、日本では何の役にも立たない資格である。まず、試験合格後一定の要件を満たす実務経験を積まなければ「米国公認会計士」になることはできない。そう、試験に合格しても単なるペーパードライバー、いや、それ未満なのである。
  • 当然日本での独占業務はない。
  • 公認会計士と比較するとカニカマと蟹ぐらい違う。
  • ただ、米国「公認会計士」という名前は上述のようにいい響きであるため、簡単な難易度と相まってファッション感覚で意識高くなりたい系の人が受験する資格となっている。
  • 年4回、択一試験のみで合格できることから、資格としての格は低い。
  • 合格者は年間1万人。
  • 最低限の英語能力と会計知識があることの証明にはなる。
  • 気象予報士と並ぶファッション系資格の代表例である。

試験

  • 試験科目は以下の4つ
  1. Financial Accounting & Reporting(企業財務会計及び公会計、FAR)
    一般事業企業・非営利団体・政府機関等に関わる会計知識及びその応用能力
  2. Regulation(法規、REG)
    アメリカ連邦税法、職業倫理、商法の知識及びその応用能力
  3. Business Environment & Concepts(ビジネス環境及び概念、BEC)
    商取引環境に関わる知識及びその応用能力
  4. Auditing & Attestation(監査及びアテステーション、A&A)
    監査手続・GAAS・証明業務等に関わる知識及びその応用能力
  • 1科目ずつ受験できる。
  • 科目合格の有効期限は18ヶ月間
  • 年に4回受験チャンスがある。

合格基準

  • 各科目75点以上で合格できる。

合格率

  • 日本人の合格率は40~50%である(全科目か1科目か不明)。
  • 2021年
    科目Q1Q2Q3Q4平均
    AUD49%50%47%45%48%
    BEC62%63%62%60%62%
    FAR47%43%48%40%45%
    REG59%59%63%58%60%
  • 2020年
    科目Q1Q2Q3Q4平均
    AUD48%65%57%48%53%
    BEC62%77%70%61%66%
    FAR46%63%56%44%50%
    REG55%75%66%58%62%
  • 2018年国別
    国名受験者合格率
    日本1,852名43.1%
    インド1,378名41.7%
    中国1,283名50.5%
    韓国988名48.3%
    カナダ327名51.8%

受験者の職業

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