概要

認定開始1964年
分類民間資格
受験資格なし
分野語学系の資格
満点iBT 120点
HPhttps://www.ets.org/jp/toefl/test-takers/

解説

  • TOEFLは、ETS(Education Testing Service)というアメリカの機関によって開発された、英語力を測る資格試験であり、世界で最も信頼できる英語試験であるともいえる。
  • Test Of English as a Foreign Languageの略語である。
  • 日本語では「トーフル」または、少しおしゃれな人は「トイフィル」と呼ぶ。
  • TOEICが就職活動やキャリアアップに用いられるのに対して、TOEFLは海外留学の際に用いられる。
  • 他の英語資格試験と異なり、TOEFLには2年間の有効期限がある。
  • 米国をはじめ約130カ国の8500以上の大学などが留学生の入試の際、TOEFLで取った点数を提出させ、入学判定につかっている。
  • TOEFLは、PBT・CBT・ITP・iBTと全4種類あったが、現在ではITP(団体用)、iBT(個人用)の2種類のみ受験可能である。
  • 2019年度のデータによると、TOEFL iBTの日本人スコアの平均点は72点である。世界平均の83点を下回るレベルとなる。

分類

種類ITP®︎iBT®︎
満点Lv1 677
Lv2 500
120
対象団体個人
テスト形式ペーパーもしくはパソコンパソコン
試験内容リスニング
リーディング
文法
リスニング
リーディング
ライティング
スピーキング
スコアレベル1:677点満点各30点(合計120点満点)
レベル2:500点満点
試験時間レベル1:約1時間55分約3時間30分
レベル2:約1時間10分
会場大学・企業各都道府県の指定会場
受験料約6,000円(受験者数によって変動)US$235(約25,000円)
目的英語力測定海外留学

iBT

  • 2006年に日本に導入されたTOEFLの標準的なテストである。
  • TOEFL iBTでは、英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力を測定する。
  • 各30点で、4つ全てを合計すると、120点満点である。
  • 試験時間は3時間で、受講料は235ドル(約2万5千円)
  • CBTと同様にパソコンを使用して問題を解くのであるが、iBTはインターネットに接続して解く。
    内容時間問題
    リーディング54~72分30~40問
    リスニング41~57分28~39問
    ライティング50分2問
    スピーキング17分4問
    表:iBTの制限時間と問題数

ITP

  • ITPは、Institutional test programの略である。
  • 「組織の」テストプログラムということであり、団体向けの試験となる。
  • 主に大学のクラス分けや海外留学者選抜のために使用される。
  • 個人での受験は不可能となる。
  • リスニング・リーディング・文法の3セクションで構成されている。
  • 廃番であるTOEFL PBTテストの過去問を再編集したものが出題される。
  • TOEFL ITPテストはレベル1とレベル2に分かれている。レベル1に関しては、問題数・スコア共にTOEFL PBTテストと同じである。
    項目問題数内容
    リスニング50短い会話または短文
    会話2つ
    短めの話3つ
    文法40空所補充問題
    誤文訂正問題
    リーディング50長文5つ
    表:TOEFL ITPの問題形式

PBT

  • PBTはPaper-based Testの略である。
  • 紙媒体のテストであり、インターネットの普及に伴い日本では2007年に廃止されている。他国でも2017年に完全廃止されている。
  • リスニングとリーディング、文法問題の3セクションで構成された試験である。
  • リスニングが30分・リーディングが55分・文法問題が25分、合計で約2時間半の試験であった。

CBT

  • CBTは、Computer-based Testの略である。
  • コンピューターを使用して受験する。
  • コンピューターの普及に伴い、日本では2000年から導入されたが、IBTの導入に伴い2006年に廃止された。
  • PBTにライティングを追加した4セクションで構成される。
  • 計3時間半の試験時間となる。

TOEFL⇔TOEIC換算

TOEFL iBTTOEIC
113+990+
111-112990
106-108950
101-102900
96-97850
88-89800
83750
76700
69-70650
62-63600
57550
52500
47460
40400
36-37350
32300
23200
19-20150
1350
  • TOEICはリスニング能力とリーディング能力だけしか問わないのに、iBT TOEFLはライティング能力もスピーキング能力も問う。一概に比較できない。
  • TOEICで900点のハイスコアをとっても、TOEFLスピーキングで爆死することも大いにある。

評価

iBT 100点以上

  • 英検1級以上
  • 米国トップレベルの大学に出願できる。ハーバード大学も。
  • 読み書きはほぼ全てのものを容易に理解できる。
  • 論点をまとめて再構築してプレゼンもできる。

iBT 90点

  • 英検1級程度
  • 米国トップレベルの大学には出願できないところも多い。
  • 難度の高い文章も難なく扱える。

iBT 80点

  • 英検準1級程度
  • 米国4年制大学出願の上位ライン
  • 専門分野における議論を英語で行うことができる。

iBT 70点

  • 英検準1級程度
  • 専門分野においてやや複雑な会話も可能となる。
  • 米国4年制大学出願の標準的ライン。ここを基準としている大学は多い。

iBT 60点

  • 米国4年制大学出願の最低ライン

米国大学目安

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