専門職と企業群
概要 †
解説 †
- 2005年に設立された比較的新しい会社であり、M&A業務を主とする。
- 時期的に氷河期世代にはなじみのない会社である。
- 中小企業のM&Aを手がける手数料ビジネスである。
- やってることは単なる営業活動であり、大したスキルは要求されない。ただ、自らモノを作り出す仕事ではないため、利益率は非常に高い。
- 生涯給料ランキングトップ常連であり、生涯11億円を稼ぐことのできるお化け会社である。
- M&A業務、要はコンサル業務なので在庫を持たず固定費も少なくて済むため、経費のほとんどを人件費に割くことができる。
- 単に会社と会社の合併の仲介業者であり、内容としては大したことをしていない。
- 2022年平均年収ランキング企業別でもぶっちぎりの1位である。
- 32歳で3000万円近い平均年収である。
- 40代で3000万円以上、50代で4000万円以上も可能であるが、基本的には年齢よりも成果ベースなので若くてもそれぐらいは可能である。年齢が上がるとスキルも上がるため給料も上がる可能性は高まる。
- 基本給は420万円である。ただ、様々なインセンティブがあるため、成果ゼロでも700万円ぐらいの年収にはなる。
- 仲介手数料の20%が給料に加算される。やってることは住宅営業と変わらない。
- 年収1億円を超える社員も数名いる。
- 5000万円を超える社員も20名以上在籍している。
- 他社に比べて評価の公平性やインセンティブの配分量が高いため、非常に人気がある。
- 2021年度の平均給与は2688万円。2位のキーエンスに500万円以上の差をつけてぶっちぎりの1位だった。
- キャピタルと聞いても一般的にはそれほど馴染みがないかもしれないが、M&A仲介会社として05年の設立以来、急成長を続けてきた。その背景にあるのが中小企業の後継者不足だ。
- 中小企業の経営者の子どもたちの多くは、小さい頃から親の苦労を見ているため、後を継ぎたいとは思わない。また親は親で、子どもに自分のような苦労を味わってほしくないと考える。かといって従業員に譲るのは資金的にむずかしい。
- 中小企業のM&A仲介といえば、真っ先に名が挙がるのが日本M&Aセンター(以下センター)だ。1991年に設立され、日本の中小企業M&Aを牽引してきた存在で、前3月期の売上高は約400億円でキャピタルの約2倍だ。それを2位のキャピタルが追いかけているというのが業界の構図だ。
- 同じM&A仲介といってもキャピタルとセンターは手法が百八十度違う。というよりキャピタルはセンターの手法を研究し、逆張りを行っている。
- 例えばセンターは売り手企業が仲介を依頼した段階で300万円程度の着手金が必要だ。センターは「いただくからこそ本気で買い手を探せる」と言うが、中小企業にとっては決して少なくない額だ。その点、キャピタルは着手金が不要なため、気軽に仲介を申し入れることができる。
- また売り手企業を探すのも、センターは全国の税理士事務所や地銀・信金などからの紹介が大半を占める。しかしキャピタルは、電話営業などで自ら売り手を発掘する。仲介件数を増やすにはセンターの手法が効率的だが、その一方で紹介手数料が発生する。その点、キャピタルは自社発掘のため、手数料を支払う必要がない。
- その結果、センターに比べキャピタルのほうが仲介1件当たりの収入が大きくなり、それが上場企業の中でもっとも高い給料の支払いを可能にしている。
平均年収 †
決算月 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2021年9月期 | 2688.4万円 | 32.2歳 | 3.16年 | 150人 |
2020年9月期 | 2269.9万円 | 31.4歳 | 3.11年 | 122人 |
2019年9月期 | 3109.3万円 | 31.2歳 | 3.15年 | 98人 |
2018年9月期 | 2478.1万円 | 31.3歳 | 3.31年 | 75人 |
2017年9月期 | 2994.8万円 | 31.5歳 | 3.29年 | 59人 |
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