概要 †
解説 †
- ITスキル標準レベル4に相当し、資格で証明できるITスキルの最高峰である。
- スキルレベル3以下の技術や資格を取得済みの人が受験する試験であるため、必然的に高レベルの争いとなる。
- 高度情報処理技術者試験の一つである。
- 1994年に開始されたシステムアナリスト試験を前身とし、さらに上級システムアドミニストレータ試験の出題範囲を吸収し、2009年に資格として新設された。
- 企業の経営層に対してITを活用した利益増加や業務改善を提案したりする。
- IT系最難関の資格ではあるが、仕事しながら片手間に勉強して合格できるレベルである。ただ、実務経験がないと何を言ってるかわからないことだらけなので、IT系の業務についていることが前提である。
- 資格サイトによっては税理士などと並んで高難易度にランク付けされているが、そこまでの難易度はない。
年収 †
- ネット上には「ITストラテジストは平均年収670万円で他IT資格よりも高いです」というような文言がいたるところに見られるが、これは何も考えずにコピペして記事を書いているだけだろう。
- ITストラテジストだから何円という基準はなく、企業からの雇われがほとんどであり、給料はその企業の給与体系による。幾分手当てが上乗せになる程度である。
試験 †
科目 †
時限 | 試験時間 | 形式 | 出題数 | 解答数 |
午前Ⅰ | 9:30~10:20 | 50分 | 多肢選択式 | 30 | 30 |
午前Ⅱ | 10:50~11:30 | 40分 | 多肢選択式 | 25 | 25 |
午後Ⅰ | 12:30~14:00 | 90分 | 記述式 | 4 | 2 |
午後Ⅱ | 14:30~16:30 | 120分 | 論述式 | 3 | 1 |
- 午前マーク→午後記述、論述の順
- 午前Ⅰ:ITに関する基礎知識が出題される。過去2年以内に応用情報技術者に合格、もしくは過去2年以内に他の高度情報区分の午前1試験を合格していると免除になる。例年6割の受験生が免除となる。
- 午前Ⅱ:知識を問われる範囲が狭く深くなる。
- 午後Ⅰ:知識問題がなくなり、読解して回答していく能力が求められる。
- 午後Ⅱ:最難関。概ね2000~3000文字程度で論述する。3問中1問解答
合格基準 †
- 午前I、午前II、午後Iの試験ともに100点満点の60点以上、午後IIの試験でAランク(A~Dの4ランク中)で合格となる。
合格率 †
年度 | 受験 | 合格 | 合格率 |
2021 | 3,783 | 579 | 15.3% |
2020 | | | |
2019 | | | |
2018 | | | 14.3% |
2017 | | | 14.7% |
2016 | | | 14.0% |
2015 | | | 14.6% |
2014 | | | 15.0% |
2013 | | | 14.1% |
2012 | | | 14.0% |
2011 | | | 14.6% |
2010 | | | 13.9% |
2009 | | | 13.7% |
コメント †
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