概要

認定開始2009年
受験資格なし
管轄経済産業省
試験期間出願:7月
筆記:10月
口述:1月
合格:2月
形式筆記+口述
受験料7,500円
合格率9%
分類IT
勉強時間1000時間
HPhttps://www.jitec.ipa.go.jp/

解説

  • ITスキル標準レベル4に相当し、資格で証明できるITスキルの最高峰である。
    • レベル5以上は実務経験によって判断される。
  • スキルレベル3以下の技術や資格を取得済みの人が受験する試験であるため、必然的に高レベルの争いとなる。
  • 高度情報処理技術者試験の一つである。
  • 1994年に開始されたシステムアナリスト試験を前身とし、さらに上級システムアドミニストレータ試験の出題範囲を吸収し、2009年に資格として新設された。
  • 企業の経営層に対してITを活用した利益増加や業務改善を提案したりする。
  • IT系最難関の資格ではあるが、仕事しながら片手間に勉強して合格できるレベルである。ただ、実務経験がないと何を言ってるかわからないことだらけなので、IT系の業務についていることが前提である。
    • 資格サイトによっては税理士などと並んで高難易度にランク付けされているが、そこまでの難易度はない。

年収

  • ネット上には「ITストラテジストは平均年収670万円で他IT資格よりも高いです」というような文言がいたるところに見られるが、これは何も考えずにコピペして記事を書いているだけだろう。
  • ITストラテジストだから何円という基準はなく、企業からの雇われがほとんどであり、給料はその企業の給与体系による。幾分手当てが上乗せになる程度である。
    • 例えば、資格手当を重視し、昇給も資格手当次第といった会社であるギャラクシィの手当だとITストラテジストは最高位に位置している。取得一時金100万円、手当15万円/月となっている。https://galaxy.jp/challenge/
    • またエフアイティでは、一時金7万円、年間手当60万円を5年間としている。この会社では、システム監査技術者の方を高く評価しているようだ。http://www.f-it.co.jp/perquisite/

試験

科目

時限試験時間形式出題数解答数
午前Ⅰ9:30~10:2050分多肢選択式3030
午前Ⅱ10:50~11:3040分多肢選択式2525
午後Ⅰ12:30~14:0090分記述式42
午後Ⅱ14:30~16:30120分論述式31
  • 午前マーク→午後記述、論述の順
  • 午前Ⅰ:ITに関する基礎知識が出題される。過去2年以内に応用情報技術者に合格、もしくは過去2年以内に他の高度情報区分の午前1試験を合格していると免除になる。例年6割の受験生が免除となる。
  • 午前Ⅱ:知識を問われる範囲が狭く深くなる。
  • 午後Ⅰ:知識問題がなくなり、読解して回答していく能力が求められる。
  • 午後Ⅱ:最難関。概ね2000~3000文字程度で論述する。3問中1問解答

合格基準

  • 午前I、午前II、午後Iの試験ともに100点満点の60点以上、午後IIの試験でAランク(A~Dの4ランク中)で合格となる。

合格率

年度受験合格合格率
20213,78357915.3%
2020
2019
201814.3%
201714.7%
201614.0%
201514.6%
201415.0%
201314.1%
201214.0%
201114.6%
201013.9%
200913.7%

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