専門職と企業群

解説

  • 騎手は競走馬の上に乗る人である。
  • 肉体労働ではあるが、厳密にいうところのスポーツ選手ではなく、どちらかというと営業マンである。それも、企業の営業マンのようにいくつもの競合他社がある中で売り込んでいかなければいけないという厳しい環境ではなく、中央競馬の場合は150名程度の他騎手と毎回同じメンツで競走馬の獲得をする内輪での営業ゲームのようなものである。
  • 騎手は体重制限はあるものの、スポーツ選手のような卓越した身体能力や技術はない。
  • 騎手の成績は競走馬の能力に依存するが、その競走馬の獲得に必要なものが営業能力である。
  • 騎手に騎乗の技術論を問うても具体的な返答は得られない。そんなものはないからだ。例えば、野球であれば150㎞/hの球を投げれる、サッカーであれば抜群のボールさばきなど、素人と一線を画する技術を持っているが、騎手にはそういったものはない。技術での凌ぎ合いがないため、毎回同じような人がリーディング上位に来るし、2世が当たり前のように生存している。
  • 中卒で養成学校に入らなければいけないことや、体重制限があることなどから、非常に競争率の低い中での争いとなる。そのため、極めて知能の低い者や、社会的モラルのない者も存在する。
  • 若手の場合は水曜日木曜日に調教の手伝いなどをするが、基本的には何もやることがないため暇である。これが、技術の鍛錬を必要とする普通のスポーツ選手であれば、練習に励むのであろうが、騎手は営業マンであるためその必要はない。
  • 技術力が不要というと「じゃあ、馬に乗って走ってみれば」という反論があるであろうが、結局はその程度の反論しかできないのである。もちろん競走馬に乗ることは素人では無理だが、素人と比べてどうという時点で騎手の技術力は大したことない。競走馬に乗る練習を一定期間すれば誰でも乗ることができるであろうし、馬に乗る技術なんてものはすぐにプラトーに達してしまって各人間で差は出ない。
  • 騎手に世襲が多いのは、無能でもできるからである。プロ野球選手であれば能力がないと採用されないため世襲はほとんどいない。

給料

  • 騎乗手当+賞金となる。
  • 賞金は年々値上がりし、レース数も増えているため、騎手の年収も増えている。
  • 中央競馬の場合は騎乗手当は平地競走なら2万円~6万円、障害競走なら7万円~14万円程度となる。
  • レースで獲得した賞金の5%(進上金)をもらえる。G1であれば、1億5千万円程度の賞金となるため、750万円がもらえる。
  • 年収は、6000万円以上:2割、2000~6000万円:6割、2000万円以下:2割の構成である。
    • 騎手の人材の質を考えると不当にもらいすぎである。
  • 平均年収は3988万円という数値が言われている。https://www.nenshuu.net/shoku/jockey/in_jockey.php

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