資格と職業の平均年収
専門職と企業群
概要 †
解説 †
- 電博とは、大手広告代理店の電通と博報堂を指す。
- 電通と博報堂では規模が2倍違う。博報堂はエリート感は落ちる。
- 単なる代理店なのであるが、2000年代までは「広告」といえば「テレビ広告」であることが多く、テレビ=華やかと連想されて、新卒生からの人気は絶大であった。
- ただ、実態はコネ入社とソルジャーが住み分けされており、ソルジャーになると単なる体育会系の営業会社の一員と化す。
- 電通の社員が労災死したことにより幾分労働環境はましになったか。
- よく見かけるCMや広告というのは、広告主(宣伝したい会社)がメディア(新聞、テレビ)から広告枠買い取り、広告を出すと言う仕組みになっているのは、誰でも想像出来るだろう。しかし実際は、「広告代理店」なる会社が、メディアから一括で大量に広告枠を買い取り、その価格に上乗せして広告主に売ることで、その差額(買取価格ー売却価格)を受け取るという仲介業を行い、儲けている。その「広告代理店」の頂点が電通ってな訳だ。
- 広告代理店はメディアや広告主に対して非常に強い権限を持つ。なぜなら、メディアにとっては直接広告主と取引するより、広告代理店が一括で大量に広告枠を買ってくれた方が取引の手間はかからず、且つ安定した利益を得られる。また、広告主にとっても、メディアから直接広告枠を買おうと作業するより、自社が契約した広告代理店が大量に広告枠を仕入れてくれれば、広告枠を確実に手に入れることが可能となる。
- そうした会社に就職すれば、メディアに所属する高嶺の花である女子アナ、テレビで活躍する素人とは比べものにならない美貌や価値を持つ女性タレントともヤりたい放題だ。そのように考える連中は、電通を希望して当然。
- しかし、電通も電通で思惑があり、なるべく政界やメディア、大企業と仲良くしている方が、儲かるに決まっている。その為には、そういった連中の子息を採用すれば、連中とつながることが出来、手っ取り早く儲かる。そう考えているため、採用の際には、まず家系に大物がいる者を優先的に採る。余れば一般の中からも採用する。
- ただ、「広告代理店=モテる」という短絡的な発想は、1990年代まで続いた「キャビンアテンダント=華やか」といった中身のないイメージである。電通社員の実態は単なる営業マンであり、取り立てて何か能力が秀でているわけではない。特に、営業能力に関して言えばそこら辺の会社の営業マンと変わらないし、それが秀でていたとしてもモテる要素にはならない。テレビの地位も年々低下しており、電博の地位もそれに伴って低下していくのは間違いないであろう。
- Web広告(=Google、Facebook)にシェアを奪われ続ける運命にあり、将来の見通しも明るくない。
給料 †
- 「給料が高い」というイメージはあるが、それは若手時代の残業代によって支えられており、管理職になってしまうと他企業と比べると物足りない。
- 実は思ったほど給料は高くない。
- 若い頃は30歳過ぎで1000万円程度に到達するが、最終的に2000万円に到達する人は少ない。
- 30歳で1000万円に到達する人もいるが、ひと月残業100時間が必要である。
電通 †
- 3、4、9、10月に賞与がある。
- 6年目、11年目に大きく給料が上がる。
- 残業規制により年収は低下傾向である。
- 1年目500万円
- 10年目1000万円
- 1~5年目:MC、6~10年目:AP、11年目以降:PC、SP→GM→MDとなる。多くの人はSPで終了
- 39歳1600万円
- 40歳で1400~1700万円程度
博報堂 †
- 新卒は360万円、年に12万円ずつ昇給する。
- 残業代は4年目まで支給され、5年目以降はみなし残業代となる。
- 33-35歳前後で1000万円に到達する。
- 40歳で1200~1400万円程度
- 36歳1140万円
コメント †