医師の給料
賃金センサス

厚生労働省による賃金構造基本統計調査(賃金センサス)による結果を示す。

sensasu.png

推定年収前年比
20191,169100.7%
20181,16194.2%
20171,23399.4%
20161,240112.9%
20151,09895.2%
20141,154107.7%
20131,07293.7%
20121,14497.8%
20111,169102.5%
20101,14199.8%
20091,14398.6%
20081,160105.0%
20071,104100.3%
20061,101105.2%
20051,04785.3%
20041,228101.7%
20031,207101.5%
20021,18995.1%
20011,251-

参考文献:https://gentosha-go.com/articles/-/36890?page=2&per_page=1

概要

  • 上記データから、医師の給料に関しては少なくとも最近20年は一定である。さらに、データにはないが、1990年代も同様の水準である。これは、医師の給料が診療報酬点数に裏打ちされたものであることと、医師数の大きな増減がなかったためである。しかし、2009年頃から医学部定員が大幅増員され、その学生が2015年に卒業し、2020年頃から戦力となるため、2020年代に医師の給料は低下していくと思われる。
  • 数値のばらつきは医師の給料の上下があったわけではなく、母集団のばらつきのためだけと思われる。

注意点

  • 賃金センサスにおける給料は企業ベースの統計である。その企業が従業員にどれだけの給料を払っているかということであり、複数個所の勤務が当たり前の医師の給料を正確に測ることは難しい。
  • 医師の場合「1か所の勤務先の平均年収」といったほうが正しいであろう。
  • 実情よりも年収が低く出ているのはそのためである。

コメント

コメントはありません。 コメント/賃金センサスにおける医師の平均年収?

お名前: