環境技術系の資格

概要

分類国家資格
分野環境技術系の資格
管轄国土交通省
法令航空法
等級一等、二等
受験資格下述
日程年3回
受験料学科:5,600円
実技:45,000~50,100円
HPhttps://www.mlit.go.jp/koku/

解説

  • 航空機の整備を行うために必要な資格である。
  • 航空整備士の仕事は、ライン整備、ドック整備、ショップ整備の3つに分けられる。
  • 整備内容や航空機の大きさ、機種によって必要な国家資格は異なる。
  • 1等航空整備士も2等航空整備士も、扱う航空機の種別や機体の大きさが違うだけで、点検・整備・修理という仕事内容に変わりはない。
  • 高校卒業後、航空専門学校に入学し、在学中か卒業後に2等航空整備士を取得し、就職後に1等航空整備士を取得するのが一般的である。
  • 航空整備のコースがある大学や、理工学部の課程を修了後に整備会社に勤め、資格を取得するパターンもある。
  • 航空整備士としてエアラインやヘリ使用事業で働くのが夢ならば基本的に岐阜の中日本航空専門学校か埼玉の国際航空専門学校に進学するのがおすすめ。在学中に飛行機かヘリの2等航空整備士の資格が取れて、エアライン各社、大手重工やヘリ会社に多くの人が就職している。
  • 大手エアラインの整備・技術部門では、大学の理工系を卒業した方を採用して社内で教育して資格をとることになっている。
  • 専門学校で資格を取得して航空整備士になると、ほぼ一生涯整備の仕事をする。
  • 大学の機械科などを卒業して航空会社に技術系総合職で入社すると整備の現場を経験後は整備の管理、運用計画などの仕事に就く。
  • 我が国唯一の国費による航空整備士の養成課程は、『千葉職業能力開発短期大学校』の航空機整備科である。

受験資格

等級機種年齢実務経験
一等飛行機20歳以上飛行機Cまたは飛行機Tで6ヵ月以上の経験を含む4年以上の整備実務経験
回転翼航空機回転翼航空機TAまたは回転翼航空機TBで6ヵ月以上の経験を含む4年以上の整備実務経験
二等飛行機19歳以上飛行機で6ヵ月以上の経験を含む3年以上の整備実務経験
回転翼航空機回転翼航空機で6ヵ月以上の経験を含む3年以上の整備実務経験
滑空機滑空機で6ヵ月以上の経験を含む3年以上の整備実務経験

試験科目

【学科】

  1. 機体
  2. 発動機知識
  3. 電子部品等
  4. 航空法規
    【実技】
  5. 整備基本技術
  6. 整備・検査知識
  7. 整備技術
  8. 点検作業
  9. 動力装置操作
  • 科目合格制度あり。1年間の有効期限あり。

合格基準

  • 70%以上の得点
  • 合格率は20%程度と言われているが非公表である。航空整備士養成学校の成績では100%のところも多い。

給料

  • ほぼ全てが雇われ労働者になるため、雇い主である会社の給与体系に依存する。
  • JAL/ANAに就職できればそこそこの年収を確保できるが、大多数はその子会社への就職となる。
  • 資格手当、夜勤手当で他職種よりわずかに給料が上がる程度。
  • 意外に知られていないのは、航空整備士でぶっちぎりの高給なのは新聞社の整備士だということだ。そもそもの給与体系がJAL/ANA以上なのだから当然である。
    • 新聞社>エアライン本社>警察消防>海保>回転翼使用事業>ライン子会社>固定翼使用事業
  • JAL/ANAの子会社だと30代前半でJAL400、ANA500万円程度である。
  • 基本給が低く、資格手当と夜勤手当で補っている。
  • 夜勤手当は月に3~5万円
  • 資格手当は月に5000~10000円

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