専門職と企業群

概要

分野金融
62行
年収ランク【9】1000~1199万円

解説

  • 第一地銀とは、第一地方銀行の略称であり、一般社団法人全国地方銀行協会の会員である地域に営業地盤を置く銀行のことを指す。 全国に62行存在する。
  • 金融機関の括りであるため給与水準は高く、「地方」という範囲で見ると高級取りとなる。
  • 地元では、公務員やマスコミと並ぶエリートとなる。
  • Uターン就職に筆頭候補であった。
  • 1990年代であれば地銀でも勝ち組であったが、今はメガバンクでも危ういと言われている時代であり、就職先の優先順位は下がっている。
  • 横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行はその規模や待遇面から地銀三強と言われているが、地銀のメリットはあくまで地方での優位性である。都会の千葉や横浜であれば他に一流企業が多くあり、あえて地銀に就職するというメリットは薄い。
  • 1872年の国立銀行条例に基づいて設立された国立銀行は、設立した順番を行名にしていた。その名残をとどめる地銀があり、「ナンバーバンク」と呼んでいる。第四銀行(新潟県)が最古の地銀で、十六銀行(岐阜県)、十八銀行(長崎県)、七十七銀行(宮城県)、八十二銀行(長野県)は十九銀行と六十三銀行が合併、百五銀行(三重県)、百十四銀行(香川県)の7つのナンバーバンクがある。
  • 最も新しい地銀は、2011年にできた北九州銀行であり。福岡県とその近県にある山口銀行の支店をひとまとめにして分離独立した。地銀業界はこの数十年、再編統合や新銀行の設立などはあっが、2003年に破たんした足利銀行を除いては、各行とも経営は安定している。
  • 地元では知名度があるため、同窓会へ行くと下手な外資系企業よりも評価される。

一覧

  • 北海道・東北地方
    北海道銀行、北都銀行、東北銀行、青森銀行、荘内銀行、七十七銀行、みちのく銀行、山形銀行、東邦銀行、秋田銀行、岩手銀行
  • 関東地方
    群馬銀行、武蔵野銀行、横浜銀行、足利銀行、千葉銀行、山梨中央銀行、常陽銀行、千葉興業銀行、筑波銀行、きらぼし銀行
  • 信越・北陸地方
    第四銀行、北陸銀行、福井銀行、北越銀行、富山銀行、八十二銀行、北國銀行
  • 東海地方
    静岡銀行、大垣共立銀行、百五銀行、スルガ銀行、十六銀行、清水銀行、三重銀行
  • 近畿地方
    滋賀銀行、池田泉州銀行、但馬銀行、京都銀行、南都銀行、近畿大阪銀行、紀陽銀行
  • 中国地方
    鳥取銀行、中国銀行、山口銀行、山陰合同銀行、広島銀行
  • 四国地方
    阿波銀行、伊予銀行、百十四銀行、四国銀行
  • 九州・沖縄地方
    福岡銀行、佐賀銀行、大分銀行、沖縄銀行、筑邦銀行、十八銀行、宮崎銀行 西日本シティ銀行、親和銀行、鹿児銀行、北九州銀行、肥後銀行、琉球銀行

銀行の預貯金額

2017年3月末時点のデータである。

順位銀行名店舗数預金貸出金自己資本比率(%)
1ゆうちょ銀行2341,794,34640,64122.2
2三菱東京UFJ銀行8241,391,641813,94012.0
3みずほ銀行5581,077,898712,62811.2
4三井住友銀行9751,055,907755,85213.2
5農林中央金庫41619,042119,48524.6
6三井住友信託銀行153290,193281,58910.6
7りそな銀行347249,652188,44710.6
8三菱UFJ信託銀行62163,346142,83216.4
9横浜銀行208131,552103,15311.7
10埼玉りそな銀行127125,25270,95611.6
11千葉銀行184115,65793,05313.0
12福岡銀行17096,41389,2538.4
13静岡銀行20393,04079,55214.8
14常陽銀行18082,40359,67011.2
15北洋銀行17180,94061,08813.2
16西日本シティ銀行18673,99065,7469.3
17七十七銀行14273,64344,50310.5
18広島銀行16769,92456,05110.8
19京都銀行17266,57849,86912.1
20群馬銀行15164,97352,24212.2
21八十二銀行15264,01949,10820.0
22中国銀行16262,01844,00313.1
23北陸銀行18660,95544,6768.7
24新生銀行3556,18945,36414.7
25十六銀行16053,52540,4049.2
26東邦銀行11552,36832,2878.9
27足利銀行15252,24542,7448.7
28商工組合中央金庫10451,09093,56813.2
29伊予銀行15250,06840,43314.3
30池田泉州銀行14148,48238,1119.8
31大垣共立銀行14947,75838,6859.4
32山口銀行13547,55036,20217.6
33南都銀行13947,47732,6239.2
34百五銀行13545,51929,4079.5
35滋賀銀行11945,19734,72416.4
36第四銀行12144,89331,55110.2
37京都中央信用金庫12944,80424,66910.9
38北海道銀行14244,79733,2079.3
39肥後銀行12242,80930,61011.5
40京葉銀行11942,38832,71211.2
41スルガ銀行13341,05432,53712.0
42関西アーバン銀行15540,41838,6976.3
43百十四銀行12440,20827,8079.2
44武蔵野銀行9639,51834,2539.2
45山陰合同銀行13639,49128,22414.3
46紀陽銀行11138,29928,2059.3
47鹿児島銀行12436,30330,50111.2
48城南信用金庫8535,73121,48010.1
49みずほ信託銀行5733,87333,26219.0
50名古屋銀行11332,89423,89012.0
51近畿大阪銀行11832,35724,40510.4
52北國銀行10431,91623,24412.5
53みなと銀行10631,46025,1226.8
54岩手銀行10830,56117,06612.4
55岡崎信用金庫9929,10615,70712.8
56もみじ銀行11428,06021,11010.1
57山梨中央銀行9128,01715,48416.3
58あおぞら銀行2027,31925,38310.6
59愛知銀行10527,07917,38211.6
60大分銀行9526,96117,38910.3
61阿波銀行9926,76317,60411.1
62多摩信用金庫8226,44210,1358.4
63埼玉縣信用金庫9526,41715,7819.0
64栃木銀行9225,69618,45011.9
65四国銀行11525,63616,8089.6
66尼崎信用金庫9325,11312,54217.2
67大阪信用金庫7325,06613,2008.7
68十八銀行10024,70015,25211.4
69秋田銀行9724,57416,40311.0
70大阪シティ信用金庫9024,31613,0099.2
71城北信用金庫9524,16111,9008.1
72千葉興業銀行7324,00919,9168.5
73京都信用金庫8823,91616,3728.6
74北越銀行8423,62815,4598.5
75青森銀行10123,18016,9959.8
76東京都民銀行7823,12218,3796.9
77岐阜信用金庫8822,81813,0209.3
78筑波銀行14722,45716,6908.4
79宮崎銀行9622,27318,4689.7
80親和銀行8821,68114,8298.8
81佐賀銀行10321,58214,5657.7
82福井銀行9721,49716,0319.4
83八千代銀行8521,49115,5269.1
84瀬戸信用金庫7320,8979,33814.6
85山形銀行8120,76515,93312.3
86琉球銀行7520,24515,3008.4
87東京スター銀行3320,02716,5389.4
88碧海信用金庫7619,67510,21817.0
89みちのく銀行9419,18414,8438.3
90東和銀行9419,18413,85910.9
91愛媛銀行10419,04915,7818.3
92川崎信用金庫5619,00410,58414.2
93沖縄銀行6518,53814,65210.4
94東日本銀行8318,49517,2987.5
95第三銀行9817,97012,6018.3
96東京東信用金庫7517,8529,59911.4
97巣鴨信用金庫4217,5858,83310.8
98中京銀行8717,56712,9809.2
99西武信用金庫7217,49014,4719.2
100朝日信用金庫6517,4159,8409.2

参考文献:https://tax-kumazawa.com/cn40/pg411.html

  • 横浜、千葉、福岡、静岡は地銀最上位であるが、りそな銀行の半分程度の預貯金額である。

給料

  • 地銀トップであれば35歳で1000万円に到達し、地方では非常に良いレベルとなる。しかし、地銀トップは千葉や横浜であり、生活費も高くなるため、その優位性は失われる。

千葉銀行

  • 1000万円到達はわりと早い。しかし、その後の伸びがイマイチ。
  • 1年目400万円
  • 5年目500万円
  • 31歳頃に750万円
  • 最速で35歳1000万円
  • 支店長クラスで1200万円

横浜銀行

  • 1年目320万円、2年目420万円、3年目470万円
  • 5年目650万円
  • 最初の4年間の給料は安い。新卒の給料でしばらく我慢いなければいけない。
  • 10年目で900万円弱
  • 33歳頃に1000万円か。
  • 1200〜1300万円で頭打ち。

静岡銀行

  • 28歳で700万円
  • 35歳頃に1000万円。
  • 役席で900万円以上で、最短で33歳
  • 支店長で1200万円。支店長は最速で37歳
  • 以前は22時まで残業をして稼いでいたが、現在は19時退社を目標としており、実質の給料は減っている。

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