社会保険労務士
概要 †
- 2018年2月10日から3月31日までの間に郵送とウェブによりアンケート調査をおこなった。
- 有効回答数は608件であった。
- 社会保険労務士は4万人以上存在するため、608件の回答数は社労士全体の傾向を決定するには不十分であるが、一定の傾向をつかむことはできる。
疫学 †
- 回答者のうち、66%の方は開業社労士であった。
- 開業社労士の平均年齢は55.7歳、勤務社労士は49.1歳であった。
- 婚姻率は7割前後であった。日本国の男性50歳の未婚率は28.3%(2022年)であるため、社労士の婚姻率は普通と言える。
年収 †
- 開業社労士の2016年の事務所売上高は、300万円未満が最も多く、700万円未満で51.6%と半数を超えていた。
- 特筆すべきは、1000万円以上~5000万円未満で27.6%と3割近い事務所がこの領域であった。惜しむらくはアンケートの調査方法であり、このレンジをもっと細かく分けて聴取する必要があった。1000万円と5000万円では世界が全く違う。
- 利益率の高い社労士事務所でこれだけの売り上げを上げることができれば十分である。
- 勤務社労士では500~600万円が最も多く、16.7%であった。700万円未満で55.6%であり、半数を超えていた。
- ただ、勤務社労士でも1000万円~3000万円の層が11.1%も存在しており、エリートサラリーマン並みに稼ぐ層も一定数以上存在する。
参考文献 †
コメント †
コメントはありません。 コメント/社会保険労務士の現状と年収?