年収分布

概要

  • 婚活にて話題になる「独身の」「男性の」年収分布はどうなのか。
  • 賃金構造基本統計調査にてその数値を求めることもできるが、実態とかけ離れている部分もある。この調査の「平均」は給与所得者で取りまとめているため、正規非正規学歴関わらず算出されるため、実態よりも低く出てしまう。
  • 賃金構造基本統計調査における男性の平均年収は550万円ほどであるが、上記理由で見かけ上低くなってしまっていることは否めない。
  • そこで、ある程度条件面が充実していないと勝負できない婚活市場の男性年収はどうなのかという点で調べてみた。
  • 日本結婚相談所連盟の大規模調査が実態をよく表しているので引用する。IBJでは年収公開必須となっているため、具体的な年収調査が可能である。

年収分布

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グラフ:IBJ登録独身男性の年収分布2022年7月

  • IBJの2022年7月時点での会員数は80,296名、男性は36,514名であり、この数がサンプル数である。一連盟の調査としては大規模だが、国の調査と比べるとN数は少ない。
  • 男性は、大卒が53%、大学院卒が15%であり、68%が大卒以上となっている。2020年時点での大学進学率は男性51%であるため、IBJの会員の学歴は高いと言える。つまり、年収統計上もやや高めに出ていることが推測される。
  • 年収500万円以上の男性が65%もいる。
  • 1000万円以上が11%、2000万円以上が2%もいる。
  • 民間給与実態統計調査の年収分布では、1000万円以上の男性は5.2%、2000万円以上は0.8%であり、国の統計よりも明らかに割合が高い。
  • しかし、IBJの調査の方がより実態に近いのではないか。国の調査は諸事情によりお金の稼ぎに障壁のある方もサンプルに含まれているため、低く出てしまうことは致し方ない。

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