概要

認定開始
受験資格歯学部歯学科卒業
管轄厚生労働省
日程試験:1月下旬の土日二日間
合格:3月中旬
形式マーク式
受験料18,900円
合格率60%
分類医療
勉強時間
年収ランク【9】1000~1199万円
HPこちら

仕事

  • 歯科領域の頂点に立つ医療のスペシャリストである。
  • 虫歯・歯周病の治療や予防、歯列の矯正、インプラント手術などを行う。そのほか、ホワイトニング等の審美歯科やインプラント手術、口内炎や顎関節症などの診療も含まれる。
  • 医療系資格としては医師の時点に位置しているイメージが強く、実際に収入では確実に2番手である。一方で、難易度という視点では獣医師には完敗であり、薬剤師にも負ける場合がある。
  • 2006年4月より歯科医師の卒後臨床研修が義務化された。期間は医師と異なり卒後1年間である。
  • 臨床研修後は後期研修に移行する人も多いが、開業医へ就職する人も多い。この点が医師と異なる。医師の場合は臨床研修後に開業医へ就職する人はほぼいない。医師との違いは「歯科医の働く病院は圧倒的に少ない」ことであり、必然的に開業医への就職が増える。
    • そして、必然的に開業歯科医も増えることになる。病院が少ない分だけ病院でのポストもなく、病院に残ることができないのだ。開業医の方が待遇が良いことも相まって、早い人で卒後2年目から、遅くても専門医を取得した3~5年目ぐらいで開業医へ移る歯科医師は多い。

試験

  • 1990年代までは歯科医師国家試験の合格率は90%付近で推移していたが、2000年以降、歯科医師過剰対策により徐々に低下し、2022年現在では60%付近にまで低迷している。最も、新卒合格率は77.1%(2022年)であり、近年は改善傾向と言える。
  • 歯学部の入試がボーダーフリー状態であるため、国家試験での締め付けは致し方ない。ただ、国家試験は少数の問題での一発勝負であるため、ある程度優秀な人間も落ちてしまう危険性がある。

問題数

問題区分問題数出題内容
必修問題80問医の倫理と歯科医師のプロフェッショナリズム
社会と歯科医療
チーム医療
予防と健康管理・増進
人体の正常構造・機能
人体の発生・成長・発達・加齢
主要な疾患と障害の病因・病態
主要な症候
診察の基本
検査・臨床判断の基本
初期救急
治療の基礎・基本手技
一般教養的事項
一般問題180問領域A(総論)
保健・医療と健康増進
正常構造と機能、発生、成長、発達、加齢
病因、病態
主要症候
診察
検査
治療
歯科材料と歯科医療機器
領域B(各論Ⅰ~Ⅱ)
成長・発育に関連した疾患・病態
歯・歯髄・歯周組織の疾患
領域C(各Ⅲ~Ⅴ)
顎・口腔領域の疾患
歯質・歯・顎顔面欠損と機能障害
臨床実地問題100問高齢者等に関連した疾患・病態・予防ならびに歯科診療
合計360問560点満点
  • 試験時間はそれぞれ135分

合格基準

  • 必修:80%以上の得点
  • 一般と臨床は領域A、領域B、領域Cで、それぞれの平均点と標準偏差を用いて基準を決める。

合格率

歯科医師国家試験

給料

歯科医師の給料

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