概要 †
ランク | 年収 |
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S | 2500万円~ |
A | 1500万円~ |
B | 1000万円~ |
C | 800万円~ |
D | 600万円~ |
E | ~599万円 |
解説 †
- 建築・不動産系の資格に関しては、不動産鑑定士が難易度、有用性ともに抜けていて、独立して生活していける資格である。建築不動産系の枠組みを超えて、司法試験、公認会計士試験と並んで、文系三大資格と称されている。
- 次点で一級建築士が続く。サラリーマン建築士がほとんどであるが、才能があれば独立も視野に入る資格である。2021年時点で、一級建築士の数は37万人である。これは医師よりもわずかに多い程度である。開業すれば一軒当たり高額な設計料がもらえるとはいえ、これだけの人数の中で勝ち抜いていくためには相当な才覚が必要になってくるであろう。
- ただし、不動産鑑定士も一級建築士も、雇われ勤務であれば1000万円超えは無理でないにしても圧倒的少数となる。
- 宅地建物取引士、マンション管理士、管理業務主任者を不動産三冠資格と呼ぶ。一つ一つの資格では不動産鑑定士などの強力資格に大きく劣るが、3つのシナジー効果でその差を埋めることができる。
- ここに、2021年に国家資格化された賃貸不動産経営管理士を入れてもいいのではと言われている。
資格名 | 主な業務内容 | 独占業務 |
賃貸不動産経営管理士 | 賃貸物件の管理 | 業務管理者としての業務 |
市場調査から賃貸用建物の企画提案 |
管理受託契約の締結、 |
入居者募集に関する業務、 |
入居者対応、退去後の原状回復や敷金の精算など |
宅建士 | 宅建業 | 重要事項の説明 |
不動産の売買・交換 | 重要事項説明書(35条書面)の記名・押印 |
不動産の売買・交換の代理・媒介 | 契約書(37条書面)への記名・押印 |
不動産の貸借の代理・媒介 など | |
マンション管理士 | マンションの管理(コンサルタント業務) | なし |
マンション管理組合の運営や相談 |
住民との権利関係調整、 |
大規模修繕の計画立案 など |
管理業務主任者 | マンション運営のサポート | 管理委託契約に関する重要事項 |
管理委託契約に関する重要事項の説明 | (72条書面)への記名・押印 |
管理事務報告 | 管理業務契約書(73条書面)への記名・押印 |
| 管理事務の報告(77条) |
表:不動産4冠資格の業務比較
- 1年で4冠資格を全て受験することも可能である。10月宅建→11月賃貸管理士→マンション管理士→12月管理業務主任者というように、日程が被らないように調整されている。
- 勉強時間を考慮すると、4つ全てを取ろうとすると1500時間は必要になってくると思われる。1年で全取得は中小企業診断士や社会保険労務士以上の難易度となる。
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