概要 †
解説 †
- 公益財団法人日本英語検定協会が認定する日本で最も古い英語検定試験である。
- ぞくにいう「英検」である。
- 年間350万人が受験する。TOEICが220万人程度であることを考えると、日本で最大勢力の英語検定と言える。
- リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能をしっかりと評価してくれる。
- TOEICやTOEFLのように点数評価ではなく、1~5級の段階評価である。
- 就活において、TOEIC+英検で英語技能を遺憾なくアピールできる。TOEICは点数化されるが、リーディングとリスニングが主体であるため、そこに英検を重ねることでライティング、スピーキングを含めた4技能を証明できる。
- 履歴書には英検2級以上で書くことができるが、大学生であれば準1級、社会人の転職であれば1級を取得しておきたい。
- 英検準1級+TOEIC730点でかなりのアピールポイントとなる。
- ただ、所詮は英語能力であるため、他の能力も秀でた上でのプラスαのアピール要素となる。
- 国内での知名度が高く、有効期限もないため就職活動で使用しやすい。合格すれば未来永劫的に履歴書に書くことができる。
- TOEICは日常的な文章が出題されるのに対して、英検上位級は学術的な文章が多くなる。加えて英作文と面接もある。
試験 †
- 3級以上には一次試験と二次試験があり日程が異なる。
日程 †
- 年3回、試験が実施される。
- 第1回検定
- 申し込み:4月初旬から5月初旬
- 1次試験:6月初旬→6月下旬に合格発表
- 2次試験:7月上旬→7月下旬に合格発表
- 第2回検定
- 申し込み:8月初旬~9月初旬
- 1次試験:10月初旬→10月下旬合格発表
- 2次試験:11月→下旬に合格発表
- 第3回検定
- 申し込み:11月初旬~12月中旬
- 1次試験:1月下旬→2月初旬
- 2次試験:2月中旬→3月合格発表
時間割 †
- 午前
級 | 入場 | 着席 | 開始 | 終了 |
準1級 | 8:30 | 9:20 | 10:00 | 12:05 |
準2級 | 8:50 | 9:40 | 10:20 | 12:05 |
4級 | 9:25 | 9:50 | 10:30 | 11:35 |
- 午後
級 | 入場 | 着席 | 開始 | 終了 |
1級 | 12:40 | 13:20 | 14:00 | 16:20 |
2級 | 12:50 | 13:30 | 14:10 | 16:00 |
3級 | 13:20 | 14:00 | 14:40 | 16:00 |
5級 | 13:35 | 14:00 | 14:40 | 15:30 |
配点 †
- 1次試験
級 | 配点 | リーディング | リスニング | ライティング | 合格基準点 |
1級 | 3400 | 850 | 850 | 850 | 2028 |
準1級 | 3000 | 750 | 750 | 750 | 1792 |
2級 | 2600 | 650 | 650 | 650 | 1520 |
準2級 | 2400 | 600 | 600 | 600 | 1322 |
3級 | 2200 | 550 | 550 | 550 | 1103 |
4級 | 1000 | 500 | 500 | なし | 622 |
5級 | 850 | 425 | 425 | なし | 419 |
- 2次試験
級 | スピーキング | 合格基準点 |
1級 | 850 | 602 |
準1級 | 750 | 512 |
2級 | 650 | 460 |
準2級 | 600 | 406 |
3級 | 550 | 353 |
4級 | 500 | 324 |
5級 | 425 | 266 |
受験者数 †
年度 | 小学校以下 | 中学高校 | 大学 | その他 | 合計 |
2021 | | | | | |
2020 | 325,390 | 2,911,389 | 57,784 | 383,598 | 3,678,161 |
2019 | 408,957 | 3,049,342 | 73,321 | 393,221 | 3,924,841 |
2018 | 414,502 | 2,964,666 | 76,686 | 399,214 | 3,855,068 |
2017 | 401,787 | 2,803,213 | 76,331 | 378,406 | 3,659,737 |
2016 | 370,729 | 2,605,910 | 68,944 | 347,937 | 3,393,520 |
合格率 †
年 | 1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 |
2015 | 12.0% | 16.0% | 26.4% | 36.7% | 52.9% | 69.9% | 81.4% |
2014 | 10.4% | 15.3% | 25.1% | 35.7% | 54.6% | 69.4% | 82.0% |
2013 | 10.4% | 15.3% | 26.2% | 35.9% | 53.4% | 70.1% | 82.4% |
2012 | 10.0% | 15.1% | 25.0% | 35.8% | 55.3% | 69.8% | 83.0% |
2011 | 9.6% | 14.5% | 25.2% | 36.1% | 51.6% | 69.9% | 82.5% |
2010 | 8.8% | 14.4% | 24.9% | 35.1% | 53.1% | 71.4% | 83.1% |
等級とレベル †
級 | レベル | 学校教育 | CEFR |
1級 | 広く社会生活で求められる英語 | 大学卒業程度 | C1 |
準1級 | 社会生活で求められる英語 | 大学中級程度 | B2 |
2級 | 社会生活に必要な英語 | 高校卒業程度 | B1 |
準2級 | 日常生活に必要な英語 | 高校中級程度 | A2 |
3級 | 身近な英語の理解と使用 | 中学卒業程度 | A1 |
4級 | 簡単な英語の理解と表現 | 中学中級程度 | N/A |
5級 | 初歩的な英語の理解と表現 | 中学初級程度 | N/A |
英検1級 †
- 合格に必要な英単語数は、約10,000~15,000語である。
- TOEIC945点以上
- 年間合格者は2500名程度であり、希少性がある。学生で取得できたとしたら就活で大きな強みとなるであろう。
英検準1級 †
- 必要な語彙数は約7,500~9,000語である。
- TOEICの740-820点に相当するレベルである。
- TOEFL iBTの80-90点に該当するレベルである。
- 大学生が保持していると就職に役立つ。
英検2級 †
- 必要な語彙数は約5,000語である。
- 大学入試レベル
- TOEIC550点程度であり、高卒レベルと言えど、英語から離れている就活生が受験したら余裕で落ちるレベルである。
- 高校生が保持していると就職に役立つ。
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