概要

分類国家資格
分野環境技術系の資格
管轄環境省
原子力規制委員会
受験資格なし
日程筆記:3月上旬
口述:7月上旬
受験料52,100円
HPhttps://www.nra.go.jp/procedure/examination/index.html

解説

  • 原子炉の運転に関しての保安、監督を行うための資格である。
  • 原子炉ごとに原子炉主任者の選任が義務付けられている。
  • 原子炉主任は本資格の独占業務となるため、電力会社への就職には大変有利に働く。
  • ただ、「原子炉」という大規模な施設を対象とした資格であるため独立には不向きであり、大規模企業への就職の足掛かりとなる資格である。
  • 筆記試験に合格後、6か月以上の原子炉運転実務を経験するか、講習課程を終了すると口述試験の受験資格が得られる。
  • 受験料も高く合格率も低い、難易度の高い本格派の試験である。
  • HPに記載されている過去問のみが対策の手掛かりであり、予備校による対策らしい対策はない。
  • 試験会場は東京のみ。

科目

日程科目
1原子炉理論
原子炉に関する法令
2原子炉の設計
原子炉の運転制御
3原子炉燃料及び原子炉材料
放射線測定及び放射線障害の防止
  • 午前、午後1科目ずつ。
  • そろぞれ2時間30分の試験時間
  • 全て記述式

合格基準

  • 筆記試験:全科目の平均が60点以上で、さらに科目毎の得点が60点未満が2科目まで、50点未満が1科目まで、かつ40点未満がない者
  • 口述試験:100点中60点以上

合格率

実施年受験者数合格者数合格率
2021180人19人10.6%
2020178人22人12.4%
2019180人26人14.4%
2018210人28人13.3%
2017233人36人15.5%

コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 難易度は理系最高峰でしょ。原子核工学のめちゃくちゃマニアックな計算問題から、熱力学、材料力学、制御に関わる論述問題までまちまち。 -- 2023-02-25 (土) 09:16:41
  • あと、原子炉の運転経験がないと口述試験受けられない。この時点で資格ある人間が日本に1000人もいない。 -- 2023-02-25 (土) 09:18:15
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