医師
医師の給料
- 勤務医は給与所得者でありながら、企業勤務者とは異なる給与体系をしている。以下にその特徴を示す。
基本給は高いが昇給はない †
- その人の能力ではなく「医師」という職業に対して賃金が支払われるため、1年目も10年目も給料はほとんど変わらない。
- 資格手当、役職手当のために年収が上がることはあるが、毎年の定期昇給はない。
- ただし、公務員系の病院であれば基本給は安く、わずかずつ定期昇給する。
- 筆者は医師であり、10年弱の勤務医歴があるが、同じ病院内で給料が上がったタイミングは研修医1年目から1年目に上がる時のみである。他の病院は変わらず、年収の上昇は病院を移る時だけであった。
デフレに強くインフレに弱い †
- 医師の給与水準は数十年間変わっていない。
- 1990年代からバイト代は時給1万円が相場であった。
- 診療報酬が基礎にあり、病院や診療所は価格競争ができないため、給与変化がないことは当然である。
- 給料が一定であるため、就職氷河期などのデフレ期に人気が最盛になり、2022年現在のようなインフレ期にはその存在価値が下がる。
退職金はしょぼい †
- 大企業ほどの財務基盤がないため退職金はたいして出せない。
- 大企業のような数千万円クラスの退職金は望めない。
コメント †
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