概要 †
解説 †
- 労働衛生コンサルタントは企業の衛生について診断し、指導を行うことである。
- 産業医と職務範囲は似ているが、産業医は「安全衛生」に関してカバーしている。
- 産業医とダブルライセンスをしている人もいる。
- 労働者のメンタルヘルスや過重労働対策など、製造所や事務所などの勤務先労働環境を適正に管理することは企業に課せられた責任でもある。その責任を果たすためには、社内でリスクアセスメントシステムや労働衛生管理システムを構築し、常に最適な労働環境が提供できていることをチェックし続けなくてはいけない。労働環境の適正管理を専門に行う仕事が労働衛生コンサルタントである。
- 受験資格には5年以上の実務経験が要求されているため、受験に至るまでが大変である。
- 医療関係者の場合は、「医師、歯科医師、薬剤師、保健師として10年以上実務に携わっている者」という文言があり、10年の実務経験が必要である。
- 労働安全コンサルタントは安全を、労働衛生コンサルタントは衛生を管理する。
- 受験者の半数は医師という話もある。
- 労働衛生コンサルタントのおもな業務は、種々の「ハラスメント」、過重労働問題、職場環境に起因する健康被害など事業場において労働者の心身の健康を損なう問題がないか評価すること。さらに、問題点をどのように解決していくべきか計画を立てる。単に計画を立てるだけでなく、事業者が計画を遂行していくなかでどのような問題があるのか再評価することも大切な業務である。
- 事業者や労働者に対して労働衛生に関する教育や講師を務められる。事業場において労働衛生水準の向上を目指すには、労働衛生コンサルタントなどの有資格者だけでなく、事業者と労働者がどのようなことに注意すべきかを正しく理解する必要がある。両者に正しい知識を教育し、意識変容を促すことも任務である。
試験 †
科目 †
- 1次試験
科目 | 方法 | 時間 |
労働衛生一般 | 択一式 | 10:00~12:00 |
労働衛生関係法令 | 択一式 | 13:00~14:00 |
健康管理、労働衛生工学 | 記述式 | 14:30~16:30 |
- 2次試験
口述試験。4ランク中上位2ランクが合格となる。
合格基準 †
- 各科目60%以上。ただし、40%未満の科目があった場合は不合格となる。
合格率 †
コメント †
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