資格と職業の平均年収
専門職と企業群
概要 †
解説 †
- 力士とは相撲を行う者のことであり、ここでは日本相撲協会管轄の大相撲力士を取り上げる。
- およそ600名程度の力士が在籍する。
- 1990年代以前のインターネットが未整備の時代では、「力士最強」「体はほとんど筋肉」などと一方通行の力士幻想を強いられていたが、2000年代以降は力士が弱かったり体格でも他スポーツ選手に劣っているなどしていることがバレ、その幻想は影を潜めている。実態は、運動神経のないお太りの方を相撲部屋に入門させて体当たりさせているだけであり、中卒であるがゆえに八百長問題などの馴れ合い、子供じみたいじめなど、努力をしない方向に行ってしまうというごく当然の堕落を示している。
段 | 人数 |
幕内 | 42 |
十両 | 28 |
幕下 | 120 |
三段目 | 180 |
序二段 | 204 |
序ノ口 | 32 |
合計 | 606 |
表:力士の階級内訳
給料 †
- 力士の給料は、地位による給与と報奨金の2つに分けられる。
- 力士は公益財団法人の職員であり、健康保険や厚生年金の被保険者となることができる。これは他のプロスポーツ選手とは異なる点である。
- 十両以上は日本相撲協会から給料が支払われる。十両以上にはおよそ70名が在籍しており、これは全体の15%程度である。
- 給料のない幕下以下の力士については場所ごとに手当(養成員場所手当)がつき、その額は序ノ口で年額42万円、序二段で48万円、三段目で60万円、幕下で90万円となる。
- 約70名の十両以上の力士は最低1700万円もらえる。
地位による給与 †
十両以上 †
項目 | 月給 | 賞与 | 特別手当 | 出張手当 | 力士補助金 | 褒賞金(1場所) | 年額報酬 |
横綱 | 300 | 600 | 120 | 115.5 | 7.5 | 60 | 4803.0 |
大関 | 250 | 500 | 90 | 99.7 | 7.5 | 40 | 3937.2 |
三役 | 180 | 360 | 30 | 85 | 7.5 | 24 | 2786.5 |
平幕 | 140 | 280 | | 74.5 | 7.5 | 24 | 2186.0 |
十両 | 110 | 220 | | 68.2 | 7.5 | 16 | 1711.7 |
※単位は「万円」
幕下以下 †
項目 | 場所手当 | 年額報酬 | 勝星奨励金(1つ) | 勝越金(1つ) |
幕下 | 16.5 | 99.0 | 0.3 | 0.6 |
三段目 | 11.0 | 66.0 | 0.2 | 0.5 |
序二段 | 8.8 | 52.8 | 0.2 | 0.4 |
序ノ口 | 7.7 | 46.2 | 0.2 | 0.4 |
※単位は「万円」
給与以外の収入 †
- 基本的なところで賞金がある。各場所で優勝すれば1,000万円の賞金が与えられるほか、殊勲賞、敢闘賞、技能賞の賞金が200万円と、一度に基本給の数倍の額を獲得することもある。
- 取組にかけられる懸賞金も加わる。商品名や企業名が描かれた旗が土俵に立つと、1本につき3万円が力士に入るという仕組みである。横綱クラスであれば収入に占める懸賞金の割合はかなり大きく、2010年に白鵬関が年間で2,111本、6,333万円の懸賞金を得たという記録も残っている。
- 年間複数回優勝をする横綱であれば、賞金、懸賞金、基本給を合わせると1億円程度の収入になることもある。
平均年収 †
- 平均年収の算出は難しいが、十両以上の70名は最低1800万円はもらえる。幕内力士42名なら2800万円以上か。平均値は3000万円程度か。
- 幕下以下の537名は平均80万円程度か。
- 平均値=(70x3000+537x80)/606=417.4万円となる
コメント †