概要

認定開始
受験資格あり
管轄
試験期間出願:4月
学科:7月
設計製図:9月
合格:12月
形式学科、設計製図
受験料18,500円
合格率6-8
分類建築
HPこちら

解説

  • 建物の設計をする専門家である。
  • 一級建築士と比較すると設計できる建物の規模に制限がある。
    • 具体的には、二級建築士は「戸建住宅程度の規模」が対象となる。木造建築物の設計なら3階建てまでが基本となる。建物高さ13m、軒高9mを超える建物は設計できない。また、建築物の延べ面積も制限を受け、1000㎡以上の建築物設計は認められていない。木造建築物以外の場合、例えばRC造、鉄骨造はさらに制限が厳しくなる。高さ13m以下かつ軒高9m以下で、平屋建てから3階建て、さらに延床面積は100㎡以下に抑える必要がある。
  • そのため、ハウスメーカーであれば二級建築士で十分仕事になる。
  • 「学科の試験」の合格者は、その年を含めて5年以内に実施される設計製図の試験のうち、3回を任意に選択して学科免除で受験が可能。
  • 2021年時点で、二級建築士は771,246人登録されている。

試験

受験資格

学歴資格実務経験年数(試験時)
大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等
指定科目を修めて卒業した者
最短0年
建築設備士0年
外国大学を卒業した者等所定の年数以上
建築に関する学歴なし7年以上

学科

科目内容出題数試験時間
学科Ⅰ計画2510:10~13:10
学科Ⅱ法規25
学科Ⅲ構造2514:20~17:20
学科Ⅳ施工25
  • 出題数:全100 問
  • 形式:5肢択一 マークシート方式
  • 「学科Ⅱ」の試験時間のみ、法令集の持ち込みが可能。

製図

  • 11:00~16:00(5時間)
  • 課題に基づく図面作成と計画の要点の記述
  • 出題数:1課題

合格基準

  • 学科試験と製図試験の二本立てである。

学科

  • 各科目13点以上
  • まれに12-14の幅で動く。
  • 総得点60/100点以上

製図

  • 採点結果を、ランクⅠ~Ⅳの4段階とし、ランクⅠのみを合格とする。
ランク内容
ランクI「知識及び技能」を有するもの
ランクII「知識及び技能」が不足しているもの
ランクIII「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの

合格率

学科製図最終
受験合格合格率受験合格合格率受験合格合格率
202119,5968,21941.9%11,4505,55948.6%23,5135,55923.6%
202018,2587,56541.4%11,2535,97953.1%22,6285,97926.4%
201919,3898,14342.0%10,8845,03746.3%22,7155,03722.2%
201819,5577,36637.7%10,9205,99754.9%23,5335,99725.5%
201719,6497,19736.6%10,8375,76353.2%23,7355,76324.3%
201620,0578,48842.3%11,1595,92053.1%23,3335,92025.4%
201519,9405,99630.1%9,4565,10354.0%23,6805,10321.5%
201420,7887,88137.9%10,5735,84255.3%24,0335,84224.3%
201321,2516,01328.3%9,1854,86453.0%24,9714,86419.5%
201221,4217,05933.0%11,6516,11552.5%26,4466,11523.1%
201123,0128,78438.2%13,3897,03952.6%28,3937,03924.8%
201026,37110,40139.4%14,7867,70652.1%31,7307,70624.3%
200929,9779,86332.9%15,6528,29853.0%36,3868,29822.8%
200834,34212,86737.5%17,1088,90152.0%39,7878,90122.4%
200731,57410,06631.9%14,0907,17850.9%36,5297,17819.7%

年収

  • 平均年収は500万円程度と言われることが多い。
  • 一般的なサラリーマンと比較してもわずかな手当の上積みがあるぐらいで、大きな開きはない。
  • 一級建築士(650万円)と比較すると開きがあるように感じるが、これは平均年齢が大きくかかわっている。1級建築士は50代以上の数が非常に多い。対して二級建築士は若くして取得できるため平均年齢は若い。なおかつ、建築士は企業に雇われて勤務している人も多いので、平均年収が平均年齢に大きく影響する。そのため開きがあるのだ。

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