専門職と企業群

概要

分野金融
会社三菱東京UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
年収ランク7:1500~1799万円

解説

  • メガバンクとは、全国に営業範囲が及ぶ銀行を指す。
  • 三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行を指す。
  • 就活生の親世代(バブル世代)の頃、採用を積極的に行っていたのが金融業界だった。銀行、証券は内定を出した学生が他社に流れないように、バスをチャーターして富士五湖方面に連れ出すなどのいわゆる“拘束”が行われていた。しかし時代は大きく変わる。1990年代前半にバブル経済が崩壊し、膨大な不良債権を抱えた金融業界では大再編が起こったのだ。主要な都市銀行は3つのメガバンクに収斂され、証券では大手の一角だった山一證券が自主廃業した。
  • もう少し広い範囲で「都市銀行」というくくりがある。
    • 都市銀行、都銀とは、大都市に本店を置き、全国展開している銀行を指す。メガバンクに加えて、りそな銀行、埼玉りそな銀行の5行とされている。
  • 就職活動ではそこそこの人気であり、早慶マーチクラスが大量に志願する。この大学群体と「勝ち組」の部類に入り、各メガバン内定者間で鳥肌の立つ会話が繰り広げられる。
    • あ、一緒の業界ですね。そうなんですか。ええ、僕は緑の銀行です。あ、私赤です。
  • ただし、大量採用であり、末端構成員のレベルは高いとは言えない。時に大東亜帝国レベルも混じっている。
  • 大量採用して生き残った者だけが幹部になることができるという魚卵方式である。
  • 銀行員は人事情報に敏感であり、出世コースから外れているだけで初対面の後輩から舐められる。
  • 安定性や社会的地位、給与面などから、かつては難関大生の人気が高かった金融。現在は低金利の長期化やインターネットバンキングの普及などで、メガバンクを中心に人員削減が進み、経営環境が大きく変わったことで、大学生の人気は沈静気味だ。それでも、採用数は減少傾向ながら数百人単位で採用しているところがあり、大学生の就職の大きな受け皿になっている。
  • 「全国転勤あり」なところがマイナスである。
  • メガバンクは、海外進出も進んでおらず、またそれが出来る人材もそろっておらず、フィンテックの流れとマイナス金利の長期化を背景として完全なる斜陽産業となっている。
  • いずれのメガバンクも1万人規模の社員削減を打ち出していて、最大手の三菱UFJも支店の数を半減すると明言している。
  • コンサル・外銀・商社のどこにも入れなかった上位大学の学生が滑り止めとして入社するイメージである。
  • 斜陽産業であることは間違いないが、2000年以前のイメージがまだ残っており、上位大学学生も志望し続けている。
  • メガバンクは銀行本来の「金利商売」が無くなり、AIの登場で無人化が進んでいる。店舗の閉鎖が相次いでいる。「支店長」なんて要らなくなった。

給料

  • 全国転勤ありなので、寮制度が整っており、実質の手取り金額が多い。
  • 20代はメーカーと同じかやや少ないぐらいであるが、20代後半から急上昇し、30歳前で1000万円となる。30代のうちに1500万円を超え、50歳に向かって漸増する。
  • 役職定年が51~52歳であることがデメリットであり、以降給料が半減する。
  • 世間体とソルジャーの早期離脱を考慮して初任給は低く抑えられている。1年目300万円台である。
  • 初期は毎年100万円額面が上がるイメージ。
  • 独身寮は寮費1万円程度であり、実質給与額が上がる。
  • 生涯給料としては大手メーカー程度か。

三菱UFJ

  • 最短で28歳で1000万円となる。
  • 29歳7年目で950万円、31歳で1150万円、36歳15年目で1350万円
  • 30歳調査役で1000万円
  • 45歳で黄昏研修。要は、会社を辞めるまでと、その後の生き方について考えさせるセミナーだ。 それぞれの退職金の見込み額から、果ては老後に趣味を持てといった話まで幅広い。
  • 役職定年は52歳であり、関連会社に行くか関係取引先に行くかを選べる。関連会社だと給料60%カット、関係取引先だと45%カットであり、銀行で理事以上になっていない限り52歳以降年収が1000万円を超えることはない。

三井住友銀行

  • 10年目ぐらいで1000万円
  • 1年目400万円、2年目500万円、3年目600万円、6年目800万円、8年目~10年目で1000万円
  • 35歳で1200~1500万円
  • 37歳で上席部長代理となり、1300~1400万円程度
  • 幹部でなければ51歳をめどに関連会社へ出向となる。

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