概要 †
解説 †
- マンション管理士は、マンション等の建物を管理運営することが主な業務となる。専門的知識をもって、管理組合の運営、建物構造上の技術的問題等マンションの管理に関して、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業務とする。
- 宅地建物取引士と異なり、独占業務はない。
- 「マンション管理士」という名称独占権が与えられる。
- 宅建よりもマイナーな資格であるが、宅建よりも難しいとされる。
- 合格者の平均年齢は47歳程度であり、比較的高齢者向けの資格である。
- 2001年当時、試験範囲が広く、権利関係が輻輳するマンション管理組合の意見調整役としての知見が必要とされたため、宅建士より難易度は高く格上と目されていた。
- マンション市況も好転していた背景も手伝って、試験には約9.7万人が受験した。
- しかし、資格を取得してもそれを生業とすることができないため、受験熱は急速に消褪し、現在では1万人程度が受験するマイナー資格となってしまった。
給料 †
- 本業として活動している人の1年間の売上高は、「100万円以上、400万円未満」が最多で30.4%、「100万円未満」と「収入を得たことはない」を合わせると47.9%に上る。個人事務所として活動している人で年間の売上高が700万円以上は5.6%にしか過ぎない。
試験 †
- マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
- 管理組合の運営の円滑化に関すること
- マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
合格率 †
年度 | 受験申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
2021 | 14,562 | 12,520 | 1,238 | 9.9% | 38点 |
2020 | 14,486 | 12,198 | 1,045 | 8.6% | 36点 |
2019 | 13,961 | 12,021 | 991 | 8.2% | 37点 |
2018 | 14,227 | 12,389 | 975 | 7.9% | 38点 |
2017 | 15,102 | 13,037 | 1,168 | 9.0% | 36点 |
2016 | 16,006 | 13,737 | 1,101 | 8.0% | 35点 |
2015 | 16,466 | 14,092 | 1,158 | 8.2% | 38点 |
2014 | 17,449 | 14,937 | 1,260 | 8.4% | 36点 |
2013 | 17,700 | 15,383 | 1,265 | 8.2% | 38点 |
2012 | 18,894 | 16,404 | 1,498 | 9.1% | 34点 |
2011 | 19,754 | 17,088 | 1,587 | 9.3% | 36点 |
2010 | 20,348 | 17,704 | 1,524 | 8.6% | 37点 |
2009 | 21,935 | 19,120 | 1,444 | 7.6% | 34点 |
2008 | 22,462 | 19,301 | 1,666 | 8.6% | 37点 |
2007 | 23,093 | 19,980 | 1,479 | 7.4% | 36点 |
2006 | 25,284 | 21,743 | 1,814 | 8.3% | 37点 |
2005 | 30,612 | 26,184 | 1,909 | 7.3% | 34点 |
2004 | 36,307 | 31,278 | 2,746 | 8.8% | 30点 |
2003 | 43,912 | 37,752 | 3,021 | 8.0% | 38点 |
2002 | 62,124 | 53,317 | 3,719 | 7.0% | 36点 |
2001 | 109,520 | 96,906 | 7,213 | 7.4% | 38点 |
コメント †
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