専門職と企業群
概要 †
解説 †
- 公営競技「競艇」の選手である。
- 一応「スポーツ選手」の枠に入るが、卓越した身体能力や長期間の技術の研鑽は不要である。一般的なスポーツ選手は部活動などで幼少期からの訓練が必要であるが、競艇の場合は実際に動くものは「ボート」であり人間ではないため、大した訓練は必要ない。これは騎手も同様である。
- 競艇選手数は1500名程度、うち女性が200名程度となっている。
- 養成所で訓練をして資格試験に合格すればボートレーサーになれる。
- たった1年の養成所研修でボートレーサーになることができるため、試験は後のない人たちが殺到する。
養成所入試受験資格 †
- 年齢:15歳以上30歳未満
- 学歴:入所日において中学校を卒業していること
- 身長:175cm以下
- 体重:男子…49kg以上57kg以下、女子…44kg以上52kg以下
- 視力:両眼とも裸眼で0.8以上
- 弁色力:強度の色弱でないこと
- 聴力その他の健康状態:選手養成訓練を行うのに支障のない者
- 身長と体重のハードルが高いが、日本人の平均身長は男性172㎝であるため、平均程度の身長であれば受験資格は得られる。
- 定員50名
- 受験料3000円
- 筆記試験:国語、数学、理科、社会(高校入学程度)
- 体力試験、適性試験
- 1次試験から3次試験まである。
- 年に2回試験がある。
養成所合格率 †
- 昔は40倍の倍率であったが、近年は20倍程度で推移している。
- 倍率だけ見ると難易度が高そうに見えるが、実質「誰でも受験できる」ためこの倍率を持って難しいと判断することは早計である。
- 後述するが、1年の養成課程、なおかつ大した運動能力も必要なく平均年収1700万円が稼げるため、人生逆転を狙う人が殺到することは頷ける。
- 平均引退年齢は46歳であるが、実質スポーツ選手ではないので70代のレーサーもいる。
給料 †
- 公式サイトによると、平均年収は1700万円と言われている。
- 最上位のA1ランクでは平均年収は3000万円となる。
- 最下位のB2ランクでも800万円である。
- ちなみに、各ランクの人数は、A1級(322人)、A2級(322人)、B1級(791人)で、B2級は163人となっている。
- マイナースポーツ(ギャンブル?)ということを考えると非常に優秀な数字である。
- なおかつ、実質はスポーツ選手でないため、非常に高齢まで仕事を続けることができる。
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