概要 †
解説 †
- ファイナンシャルプランナーとは、クライアントの資金計画をライフプランに合わせてアドバイスをする仕事である。
- ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)とは、数多くあるファイナンシャルプランナーの資格の中で唯一の国家資格であり、1~3級まで存在する。
- 民間資格には、CFP、AFPがあり、日本FP協会が試験を実施している。
- FP技能士と民間資格は相互に連携しており、AFPの認定者になるには、FP技能検定2級に合格し、かつAFP認定研修を受講・修了する必要がある。
- 相談業務が主であり、名称独占資格となる。つまり、資格を持っていなくとも資金計画の相談でお金を取ることはできる。これは感覚的に当然であるとも言える。
- 相談内容は以下の6つにわけることができる。
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業承継
1~3級概要 †
等級 | 受験資格 | 勉強時間 | 学科 | 実技 | 合格基準 | 一発合格率 |
1級 | FP2級かつ1年以上の実務経験 FP業務5年以上の実務経験 | 450~600時間 | マーク50問+記述5問 | 口頭試問 | 学科:120/200 実技:120/200 | 7% |
2級 | AFP認定研修を修了 FP3級合格 2年以上のFP業務経験 | 150~300時間 | マーク60問 | 記述40問 | 6割以上 | 40% |
3級 | なし | 80~150時間 | マーク60問 | マーク20問 | 6割以上 | 75% |
合格率 †
- FP協会よりもきんざいのFP2級合格率が日本FP協会より低い要因として、団体受験の存在が挙げられる。企業で強制的に受けさせられていることが原因である。
働き方と給料 †
- ファイナンシャルプランナーの働き方は、金融機関や不動産会社などに雇われて仕事をする企業系FPとFP事務所や独立して仕事をする独立系FPに分けられる。
- FPとして働いている人の95%は企業系FPである。
- 独立系FPは7%と言われているが、そのほとんどはFP事務所に雇われているFPであり、真の独立FPはごくわずかである。
- 参考文献によると、独立系FPは3万人存在すると言われている。
- 企業系FPの給料はその企業の勤務体系によるため、資格手当程度の上乗せであろう。
- 独立系FPは自営業者も含まれているため給料の単純比較はできないが、参考文献によると、平均年収690万円、上位25%の平均年収は1560万円、年収2000万円以上の方が11%であり、悪くはない数字である。
参考文献 †
コメント †
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