概要

 「ファッション職業」とは、外面のイメージが先行し、中身の無さとのギャップが大きい職業である。アナウンサーキャビンアテンダントがその典型例である。ファッション職業が生まれる背景には終身雇用制度がある。終身雇用制度では、一旦雇用されるとその本人の能力は関係なしに職位や給料が上がっていく。その上がり幅は能力ではなく年齢に影響されるため、能力を高める必要性は低い。特に1900年代以前は転職市場も成熟しておらず、能力が高くても気軽に転職のできない世の中であったため、なおさら個人の能力は無視されていた。そうなると、「個人の能力」ではなく「どの会社、どの職業」という点だけが注目される。どの会社に行っても終身雇用制度で個人の能力は不要なわけだから、見栄えのする職業に就くことで他者と差別化できるという発想になるのだ。女性がブランド品で安易に友人との差別化を図る事例に似ている。しかし、2010年代以降、個人の能力が重視されるようになり、ファッション職業の人気があからさまに低下している。

ファッション職業一覧

キャビンアテンダント

  • 制服や名前から日本の女性に過剰な人気を得ていた職業である。
  • 1990年代が最盛だが、2010年代になってもその人気は続いていた。
  • 「CAです」と言いたい。
  • ただ、その中身はバスガイドと同じであり、単なる接客業である。
  • コロナ禍にてCAの能力不足が明るみに出た。減便のために空上接客がなくなったが、他に何もできないのだ。あまりにできなさ過ぎて役所の単純作業を親会社の力でさせてもらったり。
  • 仕事内容から判断しても数年がかりで経験を積み上げていく仕事ではない。20年目のCAならめちゃくちゃハイレベルな仕事ができるというわけでもない。
  • 日本以外は男性も多い。

アナウンサー

  • テレビに出て全国にアピールできるなど、自己顕示欲の高い人には最適な職業である。
  • が、実はCAほどではないにせよ何も能力がなく、アナウンサー以外のことはほとんどできない。
  • 2000年代までは、タレントやスポーツ以外でテレビに出ることは大変難しく、アナウンサーは会社員でありながら常時顔出しのできる職業であった。会社員という安定した身分でタレントのような扱いをしてもらえるということで大変な人気を博したが、youtubeの浸透によりその優位性は失われつつある。
  • 桝太一や磯貝初奈といった東大出身アナウンサーは、自身のスキルという点をしっかりと認識し、会社を退職して大学院へ行くなどしている。

気象予報士

  • これは気象予報士がファッション職業というよりは、資格受験者がファッション感覚であるという方が正しい。
  • 気象予報士→お天気お姉さん→テレビに出られるといった安直な発想により若年女性の受験者は後を絶たないがm」ほぼ討ち死にしている。
  • 彼女らのせいで大した難易度でもないのに難関資格扱いをされている。

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