概要 †
解説 †
- インテリアコーディネーターは、 依頼者にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職である。
- インテリアコーディネーターとして活動するためには資格は必要ない。しかし、実際には、構造や法規といった建築に関する知識、電気や水道などの配線・配管に関する知識、内部造作の納まりに関する現場知識、インテリアアイテムに関する各商品の知識、提案内容をクライアントに分かりやすく伝える図面やパースを作成するスキルなどが必要となる。そういった知識を身に着けた証として「インテリアコーディネーター」の資格がある。
- 資格自体は民間資格となる。
- 民間資格ではあるが、毎年の出願者は1万人程度であり、ストレート合格率は20%を切るなど本格的な資格となっている。
- 対象とする空間は住宅が多いが、オフィスや店舗、医療機関のコーディネートも行う。
- インテリアコーディネーターの就職先は、ハウスメーカーや工務店、設計事務所である。
試験 †
学科 †
- 事前説明 12:15~12:30(15分)
- 実施時間 12:30~15:10(160分)
- マーク式
- 1次試験の合格は3年間有効である。
内容 †
- インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
- インテリアコーディネーターの仕事に関すること
- インテリアの歴史に関すること
- インテリアコーディネーションの計画に関すること
- インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
- インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
- 環境と設備に関すること
- インテリアコーディネーションの表現に関すること
- インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
二次試験 †
- プレゼンテーション
インテリアの基礎知識をもとに、住まいなどのインテリアに関する与えられた課題について、与条件を理解した上でインテリア計画を⾏い、図⾯作成や着彩により必要な情報を分かりやすく表現し、伝達できる能⼒を有していること。
- 論文
住まいなどのインテリアに関する与えられた課題について、インテリアコーディネーターとして、これを理解し、判断した上で、的確な解答を⽂章で明瞭に表現できる能⼒を有していること。
合格率 †
年 | 1次試験 | 2次試験 |
申込者 | 受験者 | 合格者 | 合格率(%) | 受験者 | 合格者 | 合格率(%) |
2022 | | | | | | | |
2021 | 11,171 | 9,640 | 3,166 | 32.8 | 3,951 | 2,334 | 59.1 |
2020 | 9041 | 7908 | 2693 | 34.1 | 3526 | 2045 | 58.0 |
2019 | 9606 | 6992 | 2428 | 34.7 | 3292 | 1896 | 57.6 |
2018 | 9879 | 8542 | 2766 | 32.4 | 3620 | 2135 | 59.0 |
2017 | 9407 | 8202 | 2541 | 31.0 | 3417 | 1931 | 56.5 |
2016 | 9688 | 8328 | 2560 | 30.7 | 3405 | 2055 | 60.4 |
2015 | 10323 | 8927 | 2603 | 29.2 | 3417 | 2063 | 60.4 |
給料 †
- 勤務先の給与体系によるが、インテリアコーディネーターの勤務先はハウスメーカー屋工務店であり、平均値以下のところが多い。
- 賃金センサスでも統計を取られているようであるが、概ね350~450万円に収束している。
- 微々たる資格手当か資格手当なしかといったところだ。
コメント †
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